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車のタイヤがパンクしても自分で修理はダメ!修理業者や交換費用を紹介
車のタイヤがパンクしても自分で修理はダメ!修理業者や交換費用を紹介
音も無く、そしていつの間にか急に起こるのがタイヤのパンク。車はタイヤが1本でもパンクしていればまともに走行できず、それだけにタイヤは車にとってかなり重要なパーツと言えます。 タイヤ自体はそれほど安いものではありませんので、タイヤを修理するか交換するかは思案のしどころ。最近では自分で修理できるパンク修理キットが販売されていますが、やはりその使用には危険性が潜んでいます。 今回はそんな車のタイヤパンクについて自分で修理せずに業者に修理や交換を依頼すべき理由をご紹介します。

車のタイヤのパンク修理を自分でしてはいけない3つの理由

自動車にとってタイヤは走行時の安全を担保する生命線とも言うべきパーツです。そんなタイヤを自分で修理してはいけない理由は次の3つがあげられます。

修理可能かどうかの見極めが難しい

そもそもタイヤのパンク箇所によって修理可能かどうかが決まります。一般的にはトレッド部と呼ばれる道路との接地面については修理が可能です。ただ、ショルダー部やサイドウォール部と呼ばれるタイヤの側面の損傷で起こったパンクは修理が出来ません。 また、そのタイヤのひび割れ等の劣化具合や溝の減り方等によってもパンク修理可能かどうかを判断する必要があります。パンクに気付かずに走行していると、タイヤへの深刻なダメージ(大きな割れや穴)が残りそれだけで修理不能になる事がかなりあります。 ある程度パンク修理の経験を積んでいないと、そもそも修理可能かどうかの見極めが難しいと言えます。

修理が高難易度

タイヤの修理は部品を交換するだけのような割と簡単な修理とは違います。自分で修理できるパンク修理キットが販売されてはいますが、これを使っても修理の難易度は変わりません。 修理キットを使って中途半端に修理をしてしまい、余計にタイヤにダメージを与え修理すら不可になる事もあります。 タイヤをホイールから取り外してタイヤの内側から穴を埋める内面修理は、パンク修理の効果は高いです。とはいえ、自転車のパンクと違い、技術的に修理の難易度は高いので自分で修理するには向いていません。

エアー漏れのリスクがある

簡易的なパンク修理は、まずパンクの原因である釘やネジ等をタイヤから引き抜き、空いた穴にパンク補修材を詰め込みタイヤのエアーの漏れを止めます。パンク修理はイメージで言うとちょうどワインのコルクのような状態なので、かなり高気圧なタイヤ内の空気は、常に漏れ出すリスクにさらされている事になります。 タイヤ修理はプロが施行してもエアー漏れのリスクはありますので、もちろん素人がこれを行えばそのリスクは格段に上がります。タイヤの空気が徐々に漏れ出して再度パンクするのはまだましで、高速走行中に一気にタイヤが破裂(バースト)すると事故に直結する危険があります。 修理キットでその場しのぎ程度の修理ができたとしても、根本的な解決には至りません。

車のタイヤのパンク修理・交換費用の目安

では実際に業者にタイヤの修理やパンクを依頼した場合の費用の目安をご紹介します。

タイヤのパンク修理費用

タイヤの外側から補修材を穴に差し込む外面修理の相場、概ね2,000円~3,000円程度です。作業時間は20分程度です。 タイヤをホイールから一旦取り外し、タイヤの内側から補修材でエアー漏れを止める内面修理はの相場は、概ね3,000円~5,000円程度です。こちらはタイヤの脱着がある為、作業時間は60分程度。 ただ、タイヤのパンク修理の場合は、原因となる釘やネジが刺さっておらず抜け落ちていると、エアー漏れの原因の穴の特定に上記作業時間よりもかなり時間を要します。

タイヤの交換費用

タイヤの交換費用は
  1. タイヤ代
  2. タイヤ脱着・タイヤ組替・バランス調整費用
  3. 廃タイヤ代
  4. エアーバルブ代
の4項目で構成されます。タイヤのサイズ、扁平率によりかなり料金は異なります。以下の表をご覧ください。    
1本あたりの価格相場 ポイント
タイヤ代 1,000円~50,000円 軽自動車用13インチタイヤはネットで1,000円程度から販売。国産の大型扁平タイヤは50,000円超えの物も。
脱着・組替・バランス調整費用 1,200円~5,000円 タイヤ専門店が安い。大型の扁平ランフラットタイヤは高額になる。
廃タイヤ代 500円~1,000円 廃タイヤ代はタイヤサイズに比例する。
エアーバルブ代 200円前後 高級車に装備される空気圧センサー付きエアバルブは約10,000円前後。電池切れで交換が必要。
ネットショップでは、軽自動車用の13インチのタイヤは1本1,000円程度から送料込みで販売されています。反面、昨今ブームのSUV用の20インチを超える巨大なタイヤは、1本50,000円を超える商品もあります。 タイヤの脱着・組替・バランス調整費用は、1本あたり概ね1,200円~2,500円が相場です。これもタイヤとホイールのサイズによって若干のばらつきがあります。扁平率の低いタイヤやランフラットタイヤ、そもそも巨大なタイヤはこの限りではありません。 パンクしたタイヤを処分する廃タイヤ代もタイヤサイズによって異なりますが、これは概ね1本500円前後が一般的です。 タイヤ交換の際に交換を要するエアーバルブですが、これは一般的に1本200円前後が相場です。高級車の純正ホイールに搭載される空気圧センサー付きの特殊なものはこの限りではありません。  

車のタイヤのパンクを修理・交換ができる場所を費用が安い順にご紹介

タイヤの修理や交換を依頼出来る業者と、タイヤ1本あたり(タイヤサイズ15インチの場合)の費用の目安は次の表のとおりです。
依頼先 修理費用 交換費用 ポイント
タイヤショップ 2,000円前後 8,000円前後 タイヤ専門店ならではの安心感とコスパ。
カー用品店 3,000円前後 6,000円前後 オリジナルの格安タイヤで交換すれば交換費用も安い。
修理工場 3,000円前後 9,000円前後 タイヤ持ち込み交換に対応しているショップもある。
ガソリンスタンド 3,000円前後 10,000円前後 身近にありすぐ行ける安心感。稀に特売タイヤがある。
新車ディーラー 3,000円前後 10,000円前後 基本的に在庫のタイヤでの交換を勧められます。
  コスト面ではやはりタイヤショップ(タイヤ専門店)がおすすめです。。最近ではタイヤを自分で購入して交換だけ依頼出来る持ち込み対応可能ショップも増えています。 ひと手間増えますが、タイヤは自分で安い商品をネットで購入して、それを持ち込み対応可能な近隣の最安店にタイヤ交換だけ依頼する方法が、最も安くタイヤを交換出来ます。 ただ、タイヤの交換や修理を依頼した時、他の部品の修理が必要になった場合、合わせて10万円以上の修理費用がかかる場合があります。 特に10年、または10万km以上走行している車であれば、高額な部品の数々が劣化し、故障しやすいです。 もしも古い車に乗っていてタイヤ交換の際に他の箇所も修理が必要となった場合は、廃車にして乗り換えも検討しましょう。 関連記事:下取りか廃車か一番お得に車を手放す方法!シーン別に詳しく解説

どうしてもタイヤのパンク修理にお金を出せないなら応急処置をする

乗り換え予定や売却予定があり、取り敢えず動けば良い!という場合は、すぐさまスペアタイヤに交換しましょう。軽自動車であれ普通車であれ、一般的な乗用車はトランクの下にスペアタイヤが収納されています。 ジャッキやレンチと言ったタイヤ交換に必要な工具も自動車には積まれていますので、スペアタイヤへの交換は自分で出来るようになっています。 ただ、実際に交換するのは一苦労。そんな時は、自動車保険のロードサービスの利用がオススメです。パンクした場合は無料でスペアタイヤへの交換を行ってくれます。 ただ、最近の自動車はスペアタイヤが無く代わりにパンク修理セットが積まれている事もあります。 タイヤの側面にダメージがある場合等は修理キットは全く使い物になりませんので、この場合は取り敢えずネットオークションで格安のホイールとタイヤセットで購入すると良いでしょう。 ついているタイヤの溝が少ないものを敢えて選べば、驚く程安く購入できるはずです。溝が少なくても短期間の一時凌ぎには十分に使えると思います。

車のパンクしたタイヤを修理してもそのまま走り続けるのは危険

一度パンクした車のタイヤは、すぐに影響が出るわけではありませんが、修理したタイヤで走り続けるのは危険です。
  • 耐久性が落ちるため劣化しやすくなる
  • 高速道路を走行するとタイヤがバーストする恐れがある

耐久性は落ち、劣化しやすくなるため故障しやすくるなる

一度パンクしたタイヤを修理した場合、パンクしたことのないタイヤと比べると耐久性は落ち、劣化しやすくなるために故障しやすくなります。 そのために、より一層日頃のメンテナンスが大切になります。空気圧を入れる、タイヤのローテーションを定期的に行う、などタイヤを長持ちさせるこまめなメンテナンスは絶対に怠らないようにしましょう。

町乗り程度であれば問題ないが高速道路は危険

パンクした車のタイヤを修理して乗る場合、町乗り程度であれば特に問題なく走行できますが、高速道路は危険です。 というのも一度パンクした車のタイヤは空気圧が低くなりやすく、高速道路を走行するとタイヤの表面が波打ち、補強材がダメージを受けてバーストします。 バーストするとタイヤは破裂しますので、ハンドルが取られ、最悪の場合は大事故につながってしまいます。 かなりリスクが高いために「修理したから安心」ではなく、あくまでもタイヤ交換までの繋ぎとして考えておくのが無難です。 特に、タイヤを修理する方は「乗り換え前だから無駄な出費は出したくない」「まとまったお金ができるまで、修理して走る」と考えている方は多いので、修理したからといって、そのタイヤで走行し続けないようにしましょう。

まとめ:車のタイヤパンクは放って置かず早急に修理・交換しよう

タイヤが1本でもパンクすると走行不可になる自動車。パンクしたまま強引に走行するとパンクしたタイヤにダメージが残るだけではなく、ホイールにまでダメージが及ぶ事もあり、パンク修理どころではなくなります。また、タイヤがパンクしたままで放置すると、車重がパンクしたタイヤにかかり続けますので、これもタイヤに大きな割れ等の深刻なダメージが残ります。 つまりタイヤのパンク修理や交換は早ければ早い方がベストです。 更にタイヤは自動車にとって極めて重要なパーツの一つ。パンク修理は高難易度なので、自分で修理せずにプロに依頼しましょう。タイヤの修理とタイヤの交換ではメリットデメリットが違いますので、この点もプロから的確にアドバイスしてもらえるでしょう。 もし廃車や売却する予定日が間近に迫っているならば、自分でスペアタイヤへの取り換えがオススメです。お金もかからず簡単に出来てコスパ抜群です。ただスペアタイヤは純正で付いているタイヤに比べると細く一時凌ぎにしか使えません。この点にはご注意下さい。