長年車に乗っておらず車検が切れていた、もしくは次の車検時に車を廃車しようと考えている方も多いのではないでしょうか。
結論から言いますと、車検切れであっても廃車は可能です。
しかし、車検が切れている場合は道路を走行することはできないために、レッカー車を利用するなど色々と手間がかかります。
たとえ、「解体工場に持っていくだけだから・・・」という考えで数キロほど走行した場合でも「行政処分」と「刑事処分」が課せられ、30日間の免許停止や懲役30万円以下の罰金など、かなり重い罪で課せられます。
そうならないためにも、車検切れの車の正しい廃車方法について理解する必要があります。
今回は、車検切れの車の廃車方法や廃車できないケース、車検切れの車を廃車する際にかかる費用について解説していきます。
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目次
車検切れの車を廃車する方法
車検切れの車は公道を走行することはできないために、解体工場などで完全にスクラップする永久抹消の廃車を行い場合にはレッカー車での運搬が必要となります。
ただ、レッカー車を利用してご自身で解体の手続きを以外に、以下2つの方法もあります。
- 仮ナンバーを取得して手続き
- 廃車買取業車に手続きを依頼
上記の方法は車検切れの車を永久抹消する際の方法です。もしも、「一時的に廃車して、車自体は残しておきたい」と考えている方は、以下の記事を参考にしてください。
【方法1】仮ナンバーを取得して手続き
仮ナンバーを取得することで、指定したルートのみ公道を走行することができます。
正式に「臨時運行許可」と呼ばれており、車検切れの車を移動させる場合には申請を行い、公道を走行できる許可を発行しなければなりません。
仮ナンバー(臨時運行許可)を申請するためには以下の書類が必要です。
- 臨時運行許可申請書
- 自動車損害賠償責任保険書
- 車検証(ない場合は、登録識別情報等通知書・一時抹消登録証明書・自動車家予備検査証でもOK)
- 印鑑
- 本人確認書類
上記5つの書類を準備する必要があります。これらの書類を持って、運行経路が含まれる市町村役場で申請を行います。
その際、手数料が750円ほどかかりますので、準備を忘れないようにしましょう。
また、仮ナンバーを取得して走行する際には、自賠責保険(自動車損害賠償責任保険書)にも加入しなければなりません。
一ヶ月のみであれば5880円~6090円かかり、自動車の種類によって異なります。こちらの準備も忘れないようにしましょう。
【方法2】廃車買取業車に手続きを依頼
車検切れの車を廃車する方法としてオススメな方法は、車の引取りから解体まで、手続きも含めて全て代行してくれる廃車業者にまとめて依頼する方法です。
正直、ここまで読んで「車検切れの車の手続きはめんどくさそうだな」と感じられた方も多いと思います。また、ご自身でされる場合は、お金もかかります。
しかし、廃車買取業車に依頼すれば、手間のかかる手続きが不要なのに加えて、買取できる高価な部品などがあった場合、数万円の売却費用がもらえる可能性があります。
時間も手間もかけずに廃車でき、さらにお金ももらえるので車検切れの車を廃車するなら「廃車買取業車に依頼する」方法がおすすめです。
当社廃車本舗では、車検切れの車や不動車、事故車でもあっても全国どこでも無料で引き取り、買取を行なっております。
「車検切れの車を廃車したい」とお考えの方は、ぜひ一度「廃車本舗」にご相談ください。
廃車本舗の廃車買取事例はこちら
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車検切れの車の廃車時にかかる費用
ここからは、車検切れの車を廃車する際、実際にどのくらいの費用が掛かるのかお伝えします。廃車は基本的に永久抹消する場合がほとんどですので、今回は永久抹消する前提で費用を計算しています。
なお、一時抹消の申請には350円程度の費用が掛かり、必要書類の作成にも数百円程度お金が掛かります。
一時抹消については以下の記事を参考にしてください。
自走できる車の場合
自走できる自動車の場合、永久抹消の手続きには以下の書類が必要です。
- 所有者の印鑑証明書(発行日から3ヵ月以内のもの)
- 代理人が依頼する場合、所有者の委任状(所有者の実印の押印があるもの)
- 自動車検査証(車検証)
- ナンバープレート前後2枚
- 実印
車検証が期限切れなどで手元にない場合は、別途理由書が必要になります。
自走できる車の引取費用と解体費用は業者によって異なりますが、10,000円~20,000円程度です。
不動車や故障車の場合
故障した自動車や不動車の場合、10,000~20,000円程度の引取・解体費用に加えて、レッカー代もかかります。
エンジンが掛からないなど、走行系に問題が無い故障車の場合の移動金額は5,000円~10,000円程度です。
基本料金は業者によって異なりますが、移動距離10キロを目安に定められていることが多く、10キロ未満は5,000円前後、20キロまでで10,000円前後のパターンが多いです。
また、事故などで破損が大きい場合や完全な不動車の場合、特殊クレーンの引き上げなどで追加料金が掛かることがあります。一般的には15,000円以下の料金になります。
別途掛かる料金としては、以下のようなものがあります。
項目 | 金額の目安 | 備考 |
引き上げ | 2,000円~10,000円 | 大型車や水没車の場合だと1万円を超えることも |
高速道路 | 5,000円~10,000円 | 路上かPASAによっても変動 |
夜間料金 | 2,,000円~5000円 | 20時~8時が目安 |
車検切れの車が廃車できない3つのケースとそれぞれの解決方法
ここからは、車検切れの車で廃車ができない3つのケースをご紹介します。
それぞれのケースごとに、どうすれば廃車できるようになるのか解決方法も載せていますので、参考にしてみてください。
不動車や事故車で解体工場まで移動できないケース
まずは事故などで車の損傷が激しい車、もしくは長年放置しておりエンジンもかからない不動車で移動できない状態の車です。
さらに車検が切れている場合は、対象車のタイヤが道路に接地するけん引など行うことはできません。
そのため、レッカー車を呼ぶ、あるいは廃車買取業者に引き取りを依頼するしか方法はありません。
自動車のレッカー代は、距離に応じてだいたい5000円~10000円程度が基本料金としてかかり、距離に応じて割増するケースが多いです。
自動車ローンが残っているケース
自動車をローンで購入しており、ローンの費用を完済していない場合は、自動車の所有権はローン会社などが所有していますので、勝手に廃車することはできません。
どうしても廃車したい場合は、残りのローンを一括で返済して所有権を自分に変更した上で手続きする必要があります。
ただ、ローンが残っていても所有者がご自身であるケースもあります。その場合は、ローンをすぐに完済しなくても廃車可能です。
詳しくは以下の記事を参考にしてください。
廃車予定の車の名義人が他人であるケース
廃車したい自動車の名義人が他人の名義の場合、廃車することはできません。これは他人が所有している自動車を勝手に廃車されないようにするためです。
亡くなった方の名義で所有している自動車や、何らかの事情で名義人以外の方が廃車手続きをしないといけない場合、それぞれ相続や委任状の作成など名義を自分に変える手続きが必要です。
こちらのケースに当てはまる場合は、以下の記事をご覧ください。
車検切れの車は状況を確認してから廃車しよう
今回は車検切れの自動車を廃車する方法とかかってくる費用、廃車できないケースと解決方法について解説しました。
車検切れの車を完全に廃車する永久抹消を行う際には、解体工場での解体が必要になります。
解体後はまた別で永久抹消手続きが必要になるので、ご自身で全て手続きされる際には、こちらの記事も参考にしてください。
また、手続きが面倒と感じた方は、全国どこでも引き取り無料で行なっている廃車本舗にまずはご相談ください。
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