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車の修理
ラジエーターの交換費用は高額?安く済ませる方法やベストな処理方法を解説
ラジエーターの交換費用は高額?安く済ませる方法やベストな処理方法を解説
  • エンジンルームから煙が出た
  • エンジンがオーバーヒートした
という場合には、ラジエーターの故障が考えられますが、交換せずにそのまま走行するとエンジンが焼き付き、最悪の場合には載せ替えが必要になります。 そうならなためにも、故障したラジエーターの交換が必要ですが、故障状況によってはラジエーターの交換費用は異なります。中には自分で交換できる部分もあり、費用をかけずに交換することも可能です。 そこでこの記事では、ラジエーターの交換について、費用やそもそもの故障原因を解説します。また、「愛車を購入してかなり経つけど、ラジエーター以外にも故障が心配」という方のために、状況別で交換すべきか廃車して乗り換えるべきかも紹介しているので、ぜひ一読ください。

ラジエーターの交換費用

まずはラジエーターを交換する場合の交換費用について、自分で行う場合と業者に依頼する場合の2パターンあります。

ラジエーターの交換を自分で行う場合の費用

DIYでラジエーターの交換を行う場合は、
  • ラジエーター本体
  • クーラント液
の2点を準備する必要がありますが、ご自身で交換する場合は、上記2点のみで交換できるために1万円~2万円程度で交換可能です。 ラジエーター本体は、純正新品、社外新品、中古品の3つから選べるので、中古品を購入すればラジエーター交換にかかる費用は極限まで下げられます。 ただし、ラジエーター本体は放熱性を高める為に非常繊細な構造で、中古品だとダメージの有無が分かり辛いので、おすすめできません ですので、安価でラジエーターを交換したい場合は、耐久性の強い社外新品を選びましょう。社外新品のラジエーターは軽自動車であれ普通車であれ、一般的には1万円~2万円程度で購入可能です。 これが純正新品になると、軽自動車であれ3~4万円程度、普通車では10万円近くなるものもあります。 ラジエーター交換後にラジエーター内部に注入するクーラーント液(冷却水)は、5Lであれば2,000円程度で購入可能です。必要なクーラーント液の目安は、軽自動車で3~4L、普通車で5~10Lです。これは車種によって違うので事前に調べておくと良いでしょう。

クーラント車種別容量表

アッパーホースとロワホースの交換が発生する場合も

ラジエーターにはアッパーホースとロワホースと呼ばれる2本のホースが繋がっています。このホースが劣化していれば、ラジエーターと併せて交換する必要があります。車種にもよりますが、国産車のアッパーホース・ロワホースは共に概ね2,000円程度で購入が可能です。外車であればこれが1万円前後となります。 ラジエーター交換には一定の整備知識と経験が必要です。また、交換に不備がありラジエーターが正常に作動しないと、エンジンに重篤なダメージを残す可能性があります。整備知識や経験に自信がない場合は、安易に自分で交換せずに業者に依頼する事をおススメします。

ラジエーターに穴が空いた場合は補修用添加剤でも対処できる

ラジエーターからの冷却水漏れの初期段階で、ラジエーターに開いている穴や亀裂がまだ小さい場合のみ、ラジエーター内部に穴補修用の添加剤を注入する事で穴を塞ぐ事が出来ます。こちらはネットや最寄りのカーグッズ量販店で1,000円程度で購入可能です。 ラジエーター補修用の添加剤は、冷却水に混じってラジエター内部を流れ、空気に触れあった部分のみ硬化して穴を塞いでくれるので、非常に便利です。 ただし、穴や亀裂が小さい初期段階にしかその効力が発揮されませんので、大きな破損が見られる場合は交換が必要です。

ラジエーターの交換を整備工場や業者に依頼する場合の費用

ラジエーター交換を業者に依頼した場合の交換費用の目安は、工賃と部品代を含めて軽自動車で概ね25,000~5万円前後。普通車で5~8万円程度となります。 ただ、ラジエーターの交換は、依頼する業者によって交換費用が異なります。 例えば新車ディーラーに交換を依頼すれば、ラジエーター本体は純正新品部品での交換となり、交換工賃も相対的に割高です。 逆に、整備工場を有する中古車ショップやカーグッズ量販店に依頼すると、社外新品や中古品での交換で対応してもらえます。 交換工賃も、新車ディーラーに比べると比較的安価なところが多いので、コスパを重視する時は最寄りのカーショップやカーグッズ量販店での交換がおススメとなります。 ただ、距離を走っている車や年数の古い車はラジエーターの交換だけでなく、他の箇所も交換が必要になる可能性があります。中には、10万円以上の修理費用を提示される可能性もあるので、乗り換えを検討している場合は廃車のタイミングと言えます。 廃車買取を利用すればラジエーターが故障していても車両を買い取ってくれるので、ご自身で解体工場に持っていくのではなく、まずは廃車買取業者に見積もりを依頼してみるのがおすすめです。