「狭い道を走行中、対向車とすれ違いざまにドアミラー同士がぶつかってドアミラーが折れてしまった」
「駐車場の入り口で、駐車券を取ろうと右に寄せ過ぎてドアミラーを擦って傷つけてしまった」
ドアミラーは自動車のボディーから飛び出している構造上、思いもよらないところでぶつけたり擦ったりしてしまいますよね。
そんなドアミラーの修理費用は、ダメージの状況によっても変わりますが、概ね1,000円~50,000円程度が目安です。
右折や左折の時に死角を無くし、ドライバーを強力にサポートしてくれるのが自動車のドアミラー。
この為、ドアミラー本来の機能が失われ破損している状態で走行すると、立派な道交法違反で検挙の対象になってしまいます。
今回はドアミラーの故障や破損について、修理費用や修理費用を安く抑える方法、修理についてのQ&Aを解説します。
目次
ドアミラーの修理費用を破損の状況別に紹介
ドアミラーの破損といってもさまざまです。
破損状況 | 費用 |
傷の修理 | 500〜3,000 |
ドアミラーのカバー破損 | 3,000~5,000円 |
ドアミラーの全交換 | 5,000~50,000円 |
ドアミラー不動時 | 5,000~50,000円 |
ドアミラーにある傷を修理する場合に必要な修理費用
ドアミラーの浅い傷は、自分でコンパウンドで磨く事によってもかなり綺麗な見た目になります。
コンパウンドはカー用品店で500円から1,000円程度で購入が可能です。
あとは乾いたタオル等にコンパウンドを付け、傷の部分を軽く擦るだけです。
またドアミラーの深い傷は、ボディーカラーと同色のタッチペンで塗る事によって目立たなく出来ます。
タッチペンもカー用品店で500円程度で購入が可能です。
更に完全に傷が無くなる程度に修理をする場合は、ドアミラーカバーの傷の補修かカバーの取り替えとなります。
この場合の費用は3,000円から5,000円程度が修理費用相場です。
ドアミラーのカバーが割れた、取れた場合の修理費用
ドアミラーのカバーの部分が割れた場合や、カバーの取り付け部分の爪の破損により取れてしまった場合は、カバーの取り替えとなります。
ほとんどの車種ではドアミラー本体とカバーは別売されていますので、カバー部分の取り替え費用は前述の通り3,000円から5,000円程度です。
ドアミラーを全交換する場合の修理費用
ドアミラーに強い衝撃が加わり、根元から折れてしまった場合等は、ドアミラーを根元から交換する必要があります。
ドアミラーユニットを交換する場合は、概ね5,000円~50,000円程度の費用が必要です。
ドアミラーにも車種によって多くの機能が搭載されている場合もあり、ドアミラーに多くの機能がついている程、その本体価格が高くなるので、交換費用にかなりの差が生じます。
ドアミラーが動かない場合の修理費用
ドアミラーが動かなくなってしまった場合も、ドアミラーのユニット交換費用は5,000円~50,000円程度が必要になります。
ドアミラーの開閉やミラーの角度の調整は、ドアミラー内部のモーターの作動によって行われます。
こういったドアミラー内部のモーターやギアの細かい電子機器が故障しても、ユニットでしか部品が発売されていないので、ドアミラー本体ごと全交換となります。
ドアミラーの修理にかかる期間・時間
ドアミラーのカバー部分の取り替えであれば5分から10分程度で交換が可能です。
ドアミラーの傷の補修であれば、塗装の乾燥時間が必要なので、概ね丸1日程度は必要です。
ドアミラーの本体の全交換は、一般的な国産車であれば30分程度で完了します。
ドアミラーの交換はドアの分解作業が必要ですが、一部の高級外車では、気密性が非常に高い設計となっており分解作業に手間がかかります。
このため、ドアミラー交換の作業時間が2時間~3時間程度必要な車種もあります。
ドアミラーの修理費用を安く抑える方法
ドアミラーを最も安く修理する方法は、自分でドアミラーを購入して自分でドアミラーを交換する方法です。
軽トラックや軽自動車といった、構造が非常にシンプルで比較的簡単にドアミラー交換が出来る車種はこの方法がオススメです。
しかし多くの乗用車は、構造的にもドアミラーの交換はなかなかハードルの高い作業と言えます。
そのためドアミラー交換を全て業者に依頼しがちですが、実は自分でドアミラーを購入して、その交換だけを業者に依頼する方法がかなり安上がりなんです。
交換作業を依頼出来る業者としては、
- 新車ディーラー
- 民間の整備工場
- カー用品店(整備工場が併設している店舗)
の3つがあげられます。
新車ディーラーは、基本的には純正新品部品での交換となるので、余程付き合いの長い信頼出来るディーラーでないと、持ち込みでのドアミラー交換は断られてしまいます。
カー用品店での交換作業は、事前に交換工賃がはっきりと決まっているので安心です。反面、持ち込みでの作業はかなり割高になっているのが注意点です。
民間の整備工場でも、特に部品持ち込みでの交換作業を積極的に行っているところがオススメです。
こういった整備工場はインターネットで簡単に探せます。また交換工賃の相見積もりもお願い出来ますので積極的に活用してみましょう。
ドアミラーのリビルド品を購入する
ドアミラーのリビルト品はネット通販のアマゾンやネットオークションのヤフーオークションで概ね1万円程度で購入出来ます。
リビルト品とは、その部品を一度分解して故障部分や劣化部分のパーツを新品に交換して組み立てられた部品の事です。
扱いは中古部品と似ていますが、そのパーツ自体に保証期間があり、万一動作不良が起こった場合でも安心な商品です。
ドアミラーの中古品を購入する
ドアミラーの中古品も、ネット通販やネットオークションで購入が出来ます。
中古品は3,000円~5,000円程度で購入が出来ます。
とにかくコスパ重視で安くドアミラーを購入したい方には中古品がオススメです。
中古品は廃車から取り外された部品で、最も安価に購入が出来るパーツです。
反面、その部品に保証期間は設定されておらず、動作保証のみの場合がほとんどなので、初期不良の場合のみ無償交換となります。
保証やリコールがないか確認する
新車の場合、ドアミラーの保証期間は一般的には3年間です。
この保証期間内であれば、動作不良の場合はもちろん新車ディーラーで無償で修理をしてもらえます。
ただ、ドアミラーユニットが壊れやすかったり欠陥のある一部の車種では、保証期間が新車から10年程度に延長されていたり、リコールとなっている場合もあります。
ドアミラーが故障した場合、自分でドアミラーを購入する前に、まずは自分の車のドアミラーの保証期間が延長されていないか、リコールになっていないかを調べておきましょう。
リコールや保証延長については、自動車メーカーのホームページで確認、または最寄りの新車ディーラーに問い合わせるとすぐに分かります。
確認の際は、車検証に記載されている「車台番号」が必須となりますので、事前に車検証を準備しておきましょう。
ドアミラーの故障について保証期間が延長されていた場合や、リコールとなっていた場合は、新車ディーラーで「無償」で修理や対応品への取り換えをしてもらえます。
自分の車がリコールや保証延長の対象車だった場合は、新車ディーラーにドアミラーの故障状況を伝え、早めに作業予約を取ると良いでしょう。
ドアミラーの修理についてのQ&A
ここではドアミラーの修理についてQ&A方式で解説していきます。
ドアミラーは自分で修理できる?
A.出来る場合と出来ない場合があります。
業者に依頼すると工賃が必要なので、自分で修理をして出来るだけ安くしたいのが自動車修理の鉄則ですよね。
ただ、基礎知識が無く闇雲に自分で修理をすると、更に他のパーツが破損する事もあるのが難しいところです。
ドアミラーの場合、自分で修理が出来る場合と出来ない場合のポイントは下記の通りです。
自分でドアミラー修理が出来る場合
- ドアミラーカバーの傷程度
- ドアミラーカバーの交換程度
- バンやトラック等の簡易的なドアミラーの交換
ドアミラーカバーについた傷の本格的な補修は出来ないものの、タッチペンで塗ったり、コンパウンドを手で磨いたりは非常に簡単にDIYで出来ます。
カー用品店に行けばタッチペンやコンパウンドは非常に豊富に商品が取り揃えられています。
ドアミラーカバーも、ドアミラーにカチッと爪で取り付けられているだけなので、これも少しのコツを掴めば割と簡単に取り換えられます。
また、ドアミラーカバーは、ドレスアップパーツとしても汎用品が販売されていますので、気分転換のカラーチェンジも面白いかもしれません。
バンのような貨物車やトラックのドアミラーは、全て手動で動かすタイプのものが多く、こういった簡易的なドアミラーの交換は自分でできます。
基本的にはボルト数本で固定されているだけで、そのボルトも隠すカバーも比較的簡単に外れるシンプルな構造になっているからです。
自分でドアミラー修理が出来ない場合
- 多くの機能が備わっているドアミラーの交換
- 高級車、高級外車のドアミラーの交換
ドアミラーはキーレスキーやスマートキーの電波を受信するアンテナが内蔵されていたり、ウインカーが内装されているドアミラーも多く存在します。
もちろん電動で開閉するものや、センサーで死角の車の存在を知らせてくれる機能を持つものも増えてきました。
こういった機能は車種によって違い、更にグレードによっても細かく異なりますので、車両の知識が無いと完全に適合するドアミラーを購入する事も難しいと言えます。
また、ドアミラーの交換はドアの内張を取り外しドアを分解する作業が必要です。
自動車の知識が無かったり、取り外しに必要な工具がないと、軽自動車のドアミラーの交換でさえかなりのハードルの高さです。
気密性の高い構造である高級車や高級外車のドアの分解は非常に困難で、かなりの専門知識と経験が必要になるため、自分で交換することはほぼ不可能です。
ドアミラーは修理費用は車両保険でまかなうべき?
A.基本的には実費修理がおススメです。
任意保険の車両保険を使い保険金で修理費を支払うと、任意保険の等級(割引率)が下がり、翌年の自動車保険料が高くなります。
だから、任意保険を使うかどうかの判断基準は、
修理代 > 保険料増加額
が基本となります。
修理代は交換を依頼する業者に見積もりをとり、等級ダウンによる保険料の増加額は、保険会社に確認することで概算金額を教えて貰えます。
この2つを比較して、もし修理代の方が高額になれば車両保険を使用し、保険料増加額の方が高額になれば、実費で修理した方がお得です。
ドアミラーの本体交換となった場合でも、実際は数万円程度で交換でき、中古部品等を使えば更に安く修理が出来る為、実費修理がほとんどです。
修理費用が高いなら乗り換えも検討しよう
ドアミラー本体は意外と高額なので、予想よりもドアミラー修理費用が高いと感じた場合は、自動車の乗り換えも検討した方が良いでしょう。
特に購入から10年以上が経過していたり、10万キロ以上走行している車両で、経年劣化によりドアミラーが故障した場合、当然もう片方のドアミラーの故障もしやすくなっています。
もちろんこういった車両はドアミラーのみならず、経年劣化によって交換が必要なその他のパーツも多くあると考えられます。
また、新車登録から13年を経過した自動車は、自動車税や自動車重量税が重課され税額が上がりますので、その分維持費が増えてしまいます。
だから、古くなってドアミラーが壊れてしまった車両は、修理後の事まで考えると乗り換えも検討しておきましょう。
「ドアミラーが故障した車でも売れるの?」そう思っている方もおられるのではないでしょうか。
「中古車として価値がないから、知り合いの車屋さんに無料で引き取ってもらった」
「乗り換えするなら無料で引き取る、と言われたからお願いしようと思っている」
実は故障した車でも業者によってはちゃんと買い取ってくれるんです。なので、故障してるからといって「売れない」なんて大間違い。
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もし乗り換えを検討する場合、古い自動車の処分は廃車買取がおススメです。
古くて故障箇所のある自動車では、一般的な中古車買取りでは買取価格が付かないどころか、廃車費用を請求される事もあります。
廃車買取業者に廃車買取を依頼すれば、古くて壊れている自動車であっても、故障で動かないような自動車でも、しっかりと買取価格を付けて買い取ってもらえます。
廃車買取業者とは、壊れている自動車でも解体して中古パーツにしたり鉄スクラップにして商品化をしている言わばリサイクル業者なんです。
古くて故障している自動車の処分には廃車費用がかかると思われがちですが、実は廃車買取業者依頼すれば「売れる」んですね。
まとめ
10年以上経過する自動車であっても、意外に高機能なドアミラー。
経年劣化や事故で故障すると、ドアミラーの交換が必要になり、交換費用は数万円程度必要になります。
ドアミラーの交換費用が高価になるのは、一見すると地味な存在のドアミラーが、その実意外と高機能で本体代が高額だからです。
高機能であるが故に、ドアミラーの交換を自分でするのはなかなかハードルの高い作業なので、自分でドアミラーを購入して業者に交換を依頼する方法が交換費用を安くするポイントです。
事故による破損では無く、古い車や多走行車で経年劣化でドアミラーが故障した場合は、反対側のドアミラーが故障したり、他のパーツの交換も必要な場合があります。
そんな車両は乗り換えも検討してみましょう。
もし乗り換えを検討するならば、廃車買取業者に廃車買取を依頼するのがベストです。
廃車費用が必要と思われがちな古い故障した自動車であっても、思わぬ高価で買い取ってもらえます。
廃車買取業者の中でも、廃車本舗は高価買取が期待出来ます。
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