中古車・廃車の買い取りは
廃車本舗へ!無料買取査定実施中!
車の維持費
車検が切れてる時で走行すると罰則を受ける?対処法や安く車検を受ける方法
車検が切れてる時で走行すると罰則を受ける?対処法や安く車検を受ける方法
いつの間にか愛車の車検満了日が過ぎていた場合、どうすればいいか困りますよね。また、車検を受けずに放置していた車の処理も気になるところです。 事実、車検切れの車を公道で走らせると、重い罰則があります。したがって、車検を受けるための移動にしても、廃車する時の移動にしても、この記事にある対処法を参考にしてください。 この記事では、
  • 車検が切れてた車を走行させたときの罰則
  • 車検が切れてた車の移動方法
  • 車検切れを復活させるか、乗り換えるかの判断基準
について解説しています。 移動させる手段としては、「仮ナンバーを借りる」と「業者にレッカーを依頼する」があるので、その手順も記載しました。 国家整備士であり、自動車検査員としての資格を保有している筆者が詳しく説明いたします。また、車検を受けずに乗り換えたほうが経済的となる場合もあり、その点も把握することができるでしょう。  

車検が切れてた場合に公道を走行した場合は罰則を受ける?

車検切れの状態で公道を走ると罰則の対象になります。なぜかというと、車検制度は車両が公道を走るうえで、「安全性確保」、「公害防止」、「環境保全」を目的としているからです。整備不良の状態で走行すると事故を起こす要因となります。 具体的に車検が切れている状態で走行した場合は以下の罰則を受けることになります。 ・50万円以下の罰金刑と違反点数6点が加算される ・車検が切れたまま走行し事故を起こすと逮捕される可能性がある

車検の切れてる車を運転すると罰金刑と違反点数6点が加算される

車検満了日を過ぎて車を運行させた場合、罰則刑と違反点数加算の対象になります。 というのも、道路運送車両法(第58条)により、有効な車検証の交付を受けていない車(車検切れの車)を運行禁止であることが定められているからです。   具体的には「無車検車」を走行した場合、6ヶ月以下の懲役又は30万円以下の罰金が科せられます。(同法第108条)   また、違反点数6点が加算されます。   そして、自賠責保険の保険期間まで切れている“無保険車”を走らせると、1年以下の懲役又は50万円以下の罰金が科せられます。 こちらも違反点数は6点です。   自賠責保険が切れている場合は車検も切れていることがほとんどで、そのときは2つの罰則が重ねて科せられるでしょう。刑法の第47条(有期の懲役及び禁錮の荷重)と第48条(罰金の併科等)に定められており、1年6ヶ月以下の懲役又は80万円以下の罰金となります。 この場合の違反点数は2つ以上の違反の場合もっとも高い点数(同じ点数のときは、その点数)が加算されます。(道路交通法施行令別表第二の備考の一の1)とあるため違反点数は6点です。 初めて違反した場合は、免停(30日)となるでしょう。ただし過去に違反歴がある場合は免許取り消しの可能性もあるので注意が必要です。

車検が切れたまま走行し事故を起こすと逮捕される可能性がある

車検切れの状態で事故を起こすと、状況によっては逮捕されることがあります。 交通事故は、「物損事故」と「人身事故」の2つに分けられ、それぞれ状況により「刑事処分」、「行政処分」による罰則が科せられます。   物損事故では、逮捕されることはほとんどありません。たとえ車検切れでも、行政処分である「違反点数6点」のみの罰則で済む場面が多いです。   ぶつけた先が車やガードレールなどで、死傷者がいなければ、損壊に対する賠償は自動車保険が利用されます。 次に「人身事故」についてです。行政処分は、違反点数が2点~数十点と幅があり、相手の負傷度合いで変動します。   刑事処分に関しては、こちらも相手の負傷次第で変わってきます。「自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律」に触れると逮捕されます。   いわゆる「過失運転致死傷」、「危険運転致死傷」のことです。飲酒や薬物摂取、過度なスピードや信号無視などで相手が重症を負ったり、死亡させてしまった場合は逮捕されます。 また、道路交通法の「救護義務違反・危険防止措置義務違反」いわゆる「ひき逃げ」も逮捕要因の1つです。対人はもちろんのこと、事故した相手が車であっても、負傷していた場合は助けなければなりません。ひき逃げに関しては、明確な犯罪です。

車検が切れていた場合に再度車検を更新するフロー

車検を受けるとき、車を車検場へ持ち込むなら、
  • 仮ナンバーを申請するために、役所へ行く
  • 業者に車検を依頼しつつ、レッカーを手配する
このどちらかの手順を踏みます。 次に、以下の車検の「基本的な流れ」を把握しましょう。
  • 車検の予約をする
  • 必要書類をそろえる
  • 整備工場へ車両を持ち込む
  • 見積もりを出してもらう
  • 承諾したら整備開始
  • 整備完了後、最終検査(もしくは陸運局で通検)
  • 新しい検査標章(車検ステッカー)と車検証を受け取る
(※工場の種別やシステムによって、手順・かかる時間は異なります) 車検切れの場合、工場へ車両を持ち込むときに自走してはいけません。以下の、どちらかの手順を踏みましょう。

仮ナンバーを申請して車検を受ける場合のフロー

居住地の役所(市町村)で、仮ナンバーを借りれば、車検が切れていても一時的に公道の走行が許されます。 仮ナンバーを取得する際に必要なものは以下の通りです。
  • 有効な自賠責保険証明書の原本
  • 車検証
  • 身分証明書(運転免許証など)
  • 印鑑
  • 手数料750円
  自賠責保険が切れている場合は新しく発行する必要があります。   自賠責保険を扱っているのは、車の販売や整備を行っている工場・店舗か、もしくは損害保険会社や各陸運局です。   つぎに、役所の案内に従い手続きをしましょう。
  • 自動車臨時運行許可申請書をもらう
  • 申請書に記入する(指示や記入例を参照)
  • 申請書と必要書類を提出する
  • 仮ナンバーと臨時運行許可証が発行される
  • 仮ナンバーを取り付ける
  • 臨時運行許可証を見えるところに置く
  仮ナンバーは混み合っていなければ10分程度で発行してくれます。 車が自走可能な場合は仮ナンバーを取得すれば、車検場までまで自身で運べるためにレッカー費用がかかりません。 ちなみに車検が切れている車を牽引することは違法であり、仮ナンバーを取得していたとしても公道を走ることは禁止されています。 車検時の牽引については以下の記事で詳しく解説しています。   関連記事:車検切れの車を牽引するのは違法!手続き別にベストな対処法を紹介

業者に車検を依頼して車をレッカーを依頼するフロー

車検を依頼したい整備工場に、レッカー移動してもらうフローを紹介します。
  • 車検を予約したい旨を伝える
  • 車検が切れていることを伝える
  • レッカー移動できるか問い合わせる
  • その費用を聞いておく
  • 取りに来てもらう
ただし、積載車(レッカー)を持っていない工場もあります。 その場合は「JAF」や加入している任意保険のロードサービスを検討しましょう。また、業者に車検を依頼した場合の期間は、1~3日程度です。工場の忙しさによってはすぐ対応してくれないこともあるので、注意してください。 業者に依頼するメリットは、手間がかからない点にあります。   仮ナンバーは平日の決まった時間帯でしか借りられませんが、レッカー移動なら土日でも対応してくれます。自賠責保険が切れていても、積載車であればそのまま持ち込むことが可能です。   関連記事:車検が切れた車は原則移動できない!移動させるための手続きを解説  

車検が切れていた場合に更新する際にかかる費用

ここからは車検が切れている車を更新する際にかかる費用について解説します。 以下の表は例です。「車両重量1.5トン以下」の車を想定しています。また、車検基本工賃も工場によって異なりますが、ここでは仮で15,000円としています。
項目 費用
自動車重量税 24,600円
自賠責保険料(25ヶ月) 20,610円
印紙代 1,200円
車検基本工賃 15,000円〜
車両運搬費用 0円~25,000円
合計 61,410円~86,410円
  仮ナンバーを借りて車検整備工場に持ち込む際の運搬費用は750円です。仮ナンバーを借りるときの手数料だけで済ませることができます。 次にレッカー移動を依頼した場合、車両運搬費用は高額になるでしょう。 業者や移動距離によって変動します。無料で引き取ってくれることもあり、これは工場の規模が関係してくるので、一度確認してみてください。また任意保険のロードサービスを利用するのも一つの手です。

車検が切れてた車は通常車検よりも高額になる可能性がある

車検が切れていた車は、通常車検よりも高額になることがあります。   特に車検が切れていた期間が長い場合や、乗らずに長期放置していた場合は、その可能性が高いでしょう。   車は乗れば乗るほど消耗していくものですし、長期放置していた場合、湿気や紫外線が車の部品に悪影響を及ぼします。 例えば、ブレーキパッドが消耗しきってしまうとブレーキローターまで変える必要が出てきたり、ブーツなどのゴム部品が破れている状態で走行した結果、内部の部品に損傷が出たりするでしょう。 そして長期放置によるフレームやマフラーのサビ穴も修理に高額な費用がかかります。 したがって、車検を切らしてしまうと、高額な追加見積もりが発生してしまうのです。やはり定期点検は重要で、長い目で見たときに経済的となるでしょう。

車検が切れてた車は再度車検か乗り換えのどっちがお得?

車検が切れている車は、状況により車検を受けるか乗り換えるか判断しましょう。 判断基準は以下になります。
  • うっかり忘れで今後も同じ車を乗り続けたいなら車検
  • 長らく車検が切れたまま放置していた車は廃車にして乗り換えがお得
 

うっかり忘れで今後も同じ車を乗り続けたいなら車検

  うっかり車検を忘れていのなら、数日や数週間程度切らしていただけで、車の状態が極端に悪化するわけではないために、車検をおすすめします。   車検業者に相談して、見積もりを受けましょう。業者に依頼する場合はレッカー代の有無を確認することも大切です。 レッカー代がかかる場合は仮ナンバーを取得し、ご自身で業者の車検場に運べば運搬費用がかからないので車検費用を抑えられます。  

長らく車検が切れたまま放置していた車は廃車にして乗り換えがお得

  出張や免許返納など事情があって長らく車検切れのまま放置してしまった場合は、廃車にして乗り換えを視野に入れたほうが良いでしょう。   放置車両は劣化が激しく、車検の基準に合格させるため、その修理費用は高いです。 屋外放置では紫外線の影響で、とくにゴムやプラスチック部品を劣化させてしまいます。 また、車は走行することで全体に電気が流れ「サビが発生しにくい」とされていますが、長期放置だとサビが発生・進行しやすい環境なのです。 例えば、「乗り換えるべき車の特徴」として、
  • タイヤや各ゴムパーツのヒビ割れが激しい
  • フレームや各パイプが腐食し、穴が開いている
  • ブレーキ内部のサビや固着
  • オイル漏れや水漏れがある
  などが挙げられます。これらの特徴に当てはまるのであれば、乗り換えてしまったほうが経済的です。 ちなみに上記の特徴は10万キロ以上走行している車によくあります。 以下の記事では、10万キロ走行を超えると必要にあってくる交換部品とその費用について解説しているので、こちらも参考にしてください。 関連記事:10万キロを超えた車の交換部品はどれ?費用や交換すべきかを判断する基準を解説  

車検切れの車に乗る予定がないなら廃車買取という方法もある

  車検切れで今後も乗る頻度が少ないのなら、「廃車買取」に出すことを検討しましょう。   ただ車検が切れると、公道を走れないので乗ることはできません。その場合、どうやって移動させれば良いのか悩むと思いますが、廃車買取専門の「廃車本舗」には引き取りサービスがあります。 しかもそれが「無料」で利用でき、もし車の状態が悪くても、「買取価格」をつけることが可能です。また、廃車にかかる面倒な手続きも代行費用はかかりません。つまり「無料」で車を処分できるのです。 それができる理由としては、
  • 日本車は海外で人気が高く、その販路を持っている
  • 解体したあと、部品単体として売ることができる
  • 使えない部分でも、鉄やアルミニウムなど、素材として売れる
が挙げられます。 したがって、「低年式車」や「走行距離の多い車」の車検を切らしてしまったら、廃車買取がオススメです。ぜひ「廃車本舗」の公式サイトをご覧ください。   関連記事:廃車本舗の高額買取事例

まとめ

車検切れの車を走行させた場合、
  • 6ヶ月以下の懲役又は30万円以下の罰金
さらに自賠責保険まで切れていた場合、
  • 1年以下の懲役又は50万円以下の罰金
その両方なら、
  • 1年6ヶ月以下の懲役又は80万円以下の罰金
の罰則を受けます。 また、違反点数6点が加算されるでしょう。少なくとも免停は避けられません。   次に車検切れ車両を移動させる方法について、
  • 役所で仮ナンバーを借りる
  • 業者にレッカーを依頼する
があります。 時間に余裕があるのなら、仮ナンバーをオススメします。 また手間を掛けたくない場合は、業者にレッカーを依頼すると良いです。 もしくは任意保険のロードサービスを検討しましょう。   もし長期放置しているのであれば、廃車買取もオススメです。無料かつ少しの手間で処分できます。 廃車本舗では過去にボロボロの車でも数万円で買取した実績があります。買取事例も豊富ですし、電話一本で現地調査なしの査定も行なっております。 お持ちの車の乗り換え、廃車を考えている方は是非一度「廃車本舗」にご相談ください。